1月の山梨県上野原市の産直野菜セットは、にんじん、白菜、大根、小松菜、ほうれん草など、寒さの中で甘みが増す冬野菜が主役です。冬野菜は火を入れると驚くほど「甘さ」と「うま味」が引き立つので、味付けはシンプルでも大満足になりやすいのが魅力。
忙しい日でも、切って鍋に入れるだけで完成する鍋料理なら、野菜をしっかり食べられて後片付けもラク。家族で囲むあったか鍋で、体も心もぽかぽかにしていきましょう。
たとえるなら、冬野菜の鍋はオーケストラのようなもの。白菜はだしを吸って全体をまとめる伴奏、大根はさっぱり感を出す木管、にんじんは甘みのアクセント、小松菜とほうれん草は香りと食感を添える弦楽器。合わせると、ひとつの味に奥行きが出ます。
まず押さえる:1月の旬野菜をもっとおいしくする下ごしらえと保存
白菜


- 切り方で食感が変わります。芯はそぎ切り、葉はざく切りにすると火の通りがそろい、甘みが出やすいです。
- 保存は、使う分だけ外葉からはがして。丸ごとなら新聞紙で包んで冷暗所、カット品はラップで包んで野菜室へ。
大根
- 上の方は甘くてサラダ向き、中ほどは煮物向き、下の方は辛みが出やすいので薬味やみぞれにおすすめです。
- 皮は厚めにむくと口当たりが良くなります。皮はきんぴらや味噌汁へ回すと使い切れます。
にんじん
- 薄切りや千切りは火の通りが早く、時短に最適。ピーラーでリボン状にしても鍋で映えます。
- 保存は乾燥が大敵。キッチンペーパーで包んでポリ袋へ入れ、野菜室で立てると長持ちしやすいです。
小松菜・ほうれん草
- 鍋に入れるのは最後がおすすめ。色と香り、食感がきれいに仕上がります。
- 根元に土が残りやすいので、根元を少し切り落としてから水を張ったボウルで振り洗いすると時短です。
1. 白菜と豚肉のミルフィーユ鍋(大根おろしポン酢でさっぱり)

白菜と豚肉を重ねるだけで見た目も華やか。白菜の甘みと豚のうま味が重なって、だしは最小限でもおいしくなります。大根おろしとポン酢を添えると、こってりしすぎず食べ疲れしにくい鍋に。
材料(4人分)
- 白菜:1/2玉(大きめの葉を使用)
- 豚バラ薄切り(または豚しゃぶ用):350〜400g
- にんじん:1/2本(薄切り、またはピーラーでリボン)
- 大根:1/3本(おろし用)
- 水:700ml
- 和風だし:小さじ2(顆粒で可)
- 酒:大さじ2
- 塩:少々
- しょうゆ:小さじ1(香りづけ)
- つけだれ:ポン酢 適量
- お好み:七味、柚子皮、小ねぎ
作り方
- 白菜の葉を1枚広げ、豚肉をのせて重ねます。これを数回繰り返し、ミルフィーユ状にします。
- 重ねた白菜を5〜6cm幅に切り、鍋に立てて詰めます。空いたところににんじんを入れます。
- 水、だし、酒、塩、しょうゆを入れて火にかけ、沸いたら弱めの中火で10〜15分煮ます。
- 大根はすりおろして軽く水気を切り、ポン酢と一緒に添えます。好みで七味や柚子を添えて完成です。
おいしくなるコツ
- 白菜は芯がしっかり火が通るよう、鍋の外側に芯がくるように詰めると均一に仕上がります。
- 豚バラを使うとコクが出ます。さっぱり寄せたい日は豚しゃぶ用にすると軽くなります。
- 子ども向けは、ポン酢を少し甘めにしたり、大根おろしを少なめにすると食べやすいです。
2. ほうれん草と鶏団子の生姜塩だし鍋(締めはふわふわ雑炊)

ほうれん草は冬に甘みが出やすく、鶏団子のうま味と相性抜群。生姜を少し効かせた塩だしで、胃にやさしく温まる鍋です。締めは雑炊にすると、だしを最後までおいしく食べ切れます。
材料(4人分)
- ほうれん草:1束(4〜5cmに切る)
- 大根:1/5本(いちょう切り)
- にんじん:1/2本(薄切り)
- 鶏ひき肉:300g
- 玉ねぎ:1/4個(みじん切り、または長ねぎでも可)
- おろし生姜:小さじ2(好みで増減)
- 片栗粉:大さじ1
- 塩:小さじ1/2
- 水:900ml
- 和風だし:小さじ2
- 酒:大さじ2
- 塩:小さじ1〜(味を見て調整)
- しょうゆ:小さじ1(香りづけ)
- お好み:黒こしょう、柚子胡椒
締め(雑炊)
- ごはん:茶碗2杯分
- 卵:2個
- 小ねぎ:適量
作り方
- 鶏ひき肉に玉ねぎ、おろし生姜、片栗粉、塩を入れてよく混ぜ、団子のタネを作ります。
- 鍋に水、だし、酒を入れて火にかけ、沸いたら大根・にんじんを入れて5分ほど煮ます。
- 鶏団子のタネをスプーンで落とし入れ、アクを取りながら火を通します。
- 塩としょうゆで味を整え、最後にほうれん草を入れて30秒〜1分ほどさっと火を通して完成です。
- 締めは、残った汁を軽く沸かしてごはんを入れ、溶き卵を回し入れて火を止めます。小ねぎを散らして出来上がり。
おいしくなるコツ
- ほうれん草は最後に入れるのが鉄則。色も香りもきれいに残ります。
- 塩だしは薄く感じたら、塩を少しずつ追加。入れすぎると戻せないので、必ず少量ずつが安全です。
- 子ども向けは生姜を控えめにし、大人は取り分けてから柚子胡椒や黒こしょうで調整すると全員が満足しやすいです。
3. 小松菜と白菜の旨み味噌鍋(大根おろしで後味すっきり)

味噌のコクで満足感が出るのに、小松菜の青い香りで重くなりすぎない鍋。白菜はだしを吸って甘みが引き立ち、にんじんは自然な甘さを足してくれます。仕上げに大根おろしを少し添えると、味噌鍋でも後味が軽くなります。
材料(4人分)
- 白菜:1/3玉(ざく切り、芯はそぎ切り)
- 小松菜:1束(4〜5cmに切る)
- にんじん:1/2本(薄切り)
- 大根:1/6本(おろし用、好みで)
- 豚こま肉(または豚バラ):300g
- 水:850ml
- 和風だし:小さじ2
- 味噌:大さじ3〜4(好みで調整)
- みりん:大さじ1
- しょうゆ:小さじ1(香りづけ)
- お好み:すりごま、七味
作り方
- 鍋に水とだしを入れて火にかけ、沸いたら豚肉を入れます。アクが出たら取り除きます。
- 白菜の芯、にんじんを入れて5〜7分煮ます。
- 味噌を溶かし入れ、みりん、しょうゆで味を整えます。
- 白菜の葉を加えてしんなりしたら、最後に小松菜を入れてさっと火を通して完成です。
- 好みで大根おろしを添え、すりごまや七味で風味を足します。
おいしくなるコツ
- 味噌は一気に入れず、まず大さじ3で様子見。鍋は煮詰まるので、食べながら微調整が正解です。
- 小松菜は煮すぎると食感が落ちやすいので、仕上げ投入がベストです。
- 辛さが苦手な家族がいる場合、七味は各自で。大根おろしはさっぱり役として便利です。
さらに時短:平日を救う「切り方だけ」テクニック
- 白菜は、芯をそぎ切りにしておくと火の通りが早くなり、全体の煮込み時間が短縮できます。
- にんじんはピーラーでリボン状にすると、包丁いらずで時短。鍋の見栄えも良くなります。
- 大根は半分をいちょう切り、残りをおろしに回すと、同じ野菜でも食べ方が変わって飽きにくいです。
- 葉物(小松菜・ほうれん草)は洗って切ってから保存容器へ。鍋の最後に入れるだけの状態にすると平日が一気にラクになります。
鍋にすると良いこと、気をつけたいこと
良いこと(メリット)
- 野菜が自然にたっぷり食べられる
- 調理工程が少なく、失敗しにくい
- だしにうま味が溶けるので、最後の締めまでおいしい
- 家族の好みに合わせて、薬味やつけだれで調整しやすい
気をつけたいこと(デメリット)
- 塩や味噌は入れすぎると戻しにくいので、少しずつ調整が必要
- 葉物は煮すぎると色・食感が落ちやすい(最後に入れると解決)
- 鍋は味が単調になりやすい日もあるので、薬味(大根おろし、柚子、黒こしょう、ごま)を用意すると満足度が上がる
まとめ
1月の上野原の産直野菜セット(にんじん、白菜、大根、小松菜、ほうれん草など)は、寒さで甘みとうま味が増す冬野菜が中心です。鍋なら、切って入れるだけで野菜をたっぷり食べられ、忙しい日でも食卓が整います。白菜はだしを吸って甘く、大根はさっぱり、にんじんは自然な甘み、小松菜とほうれん草は香りと食感のアクセント。ぜひ新鮮な冬野菜で、家族みんなが温まる食卓を楽しんでください。
- 白菜はミルフィーユ鍋で主役に
- ほうれん草は最後に入れて香りと色をキープ
- 味噌鍋でも大根おろしを添えると後味が軽い
- 味付けは少しずつ調整が成功の近道



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